視野の広い双眼鏡が初心者にはいいと聞きましたが、 土星の輪を子どもと見るには天体望遠鏡か双眼鏡のどちらがいいでしょうか? 双眼鏡はどのレベルまで見えますか?

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土星

土星の輪がどのように見えるのか、天体写真のようにはっきりくっきり見えるとお思いでしたら、 口径10cmくらいの天体望遠鏡でも、がっかりされるかもしれません。 望遠鏡は倍率よりも、口径で性能が違ってきます。 口径とは、屈折式の望遠鏡ならレンズ(対物レンズの直径)、反射式なら鏡の大きさです。 この口径を大きくすると視野が広がるだけでなく、集光率がよくなって、星がきれいに見えるのです。

望遠鏡の口径が10cmでも6cmでも、土星の輪が観えることは見えますが、 お望みのイメージとは違って、もっとぼんやりした状態で小さいサイズでしか見えないと思います。 望遠鏡を購入する前に実際に土星の輪がどのように見えるか、できれば実際にのぞいてみるか、 またはネットや雑誌の写真を探して、その写真を撮影した望遠鏡の口径などを確認されると参考になるでしょう。

ちなみに、ミードと同じタイプのシュミットカセグレン式の20cm口径の望遠鏡を持っていますが、 子供達に土星の輪を見せてもふ〜んといった感じでした(苦笑)。、 天文台や天体写真、教科書などの鮮明な写真で見るのとは違うので、感激する子供は少ないかもしれません。

ミード以外でなじみのある望遠鏡メーカーには、 高橋製作所やミザール、ビクセンがあります。


双眼鏡

双眼鏡を子どもが見るには、最初は手振れが気になって見ずらいかもしれません。 それでも、低倍率の双眼鏡で月のクレーターなどを見ることができます。 ただし、木星の縞模様、土星の輪は見えないでしょう。

子どもと一緒に夜空を見るなら、地べたに寝ころがって満点の星を感じるのが楽しいですよ。 夜に出かける、また夜中に山や原っぱに寝ころがるという経験は普段はあまりしないことですから、 それだけで子どもはワクワクするでしょう。 その上で月や星団を観うのに、10倍x50mmくらいの双眼鏡があれば、天体観測を楽しむことができるでしょう。 双眼鏡では、惑星の形はほとんど認識できません。でも大きい星雲・星団や 明るくなった彗星などを見るには、手軽だし軽いので便利です。 望遠鏡とは用途が違うものと考えて、気楽に見る気持ちで双眼鏡をのぞくのがいいでしょう。

また、天体観測が好きで毎日星空を観るとか、星座や惑星などの名前や位置を覚えているとか、 または観測対象や見る目的がはっきりしていない限り、 実際には望遠鏡は無用の邪魔者になる場合がほとんどのようですね。 組み立てないと見ることができませんし、星の位置をとらえるなどの設定も慣れていないと、時間が意外にかかります。

それでも天体望遠鏡を子どもに持たせたかったら、ミードの10cm口径の望遠鏡や ドブソニアンなどもいいでしょう。


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自動追尾装置

望遠鏡で一番手ごろなのは、ミード社の口径10cmほどで、自動追尾装置がついているのがおすすめです。 自動追尾装置が付いていると、長時間の観測でも腕などが疲れません。 パソコン(PC)と望遠鏡をつなげて、遠隔操作をすることもできます。 これなら、寒い秋や冬でも観測を楽しめますね。

空にある天体は、地球の自転に合わせて一定の視界からどんどん動いていってしまいます。 特に望遠鏡などの高倍率で星を見ていると、あっという間に望遠鏡のレンズの視界の外へ消えてしまいます。 そのため、自動追尾装置がついている方が観測には向いています。 価格は、約10万円です。なお、ホームセンターなどに置いてある2万〜3万円くらいの望遠鏡は、 あまりおすすめできません。2万円くらいの予算ですと、望遠鏡の中では最低ランクのものになるので、 あまり性能がよくないし、見えずらいようです。


倍率

望遠鏡の倍率は、反射鏡(または対物レンズ)の 焦点距離を、接眼レンズ(アイピース)の焦点距離で割ったものをいいます。

たとえば、望遠鏡の焦点距離1000mmで5mmのアイピースで見る場合は、 倍率は200倍とになります。 地球と土星の距離にもよりますが、この200倍で、輪を含めた 土星が腕を伸ばしたときの指の先の幅か、やや小さい程度に見えます。

ちなみに望遠鏡は倍率よりも、口径が大きくなるほど分解能・集光力が上がって細かいところまで 明るく見えるようになります。しかし値段も高くなりますし、大きく重くなります。 焦点距離は長いほど倍率が高くできますが、逆に像が暗くなります。 くわしく観測したいとなると、口径の大きな天体望遠鏡がほしくなりますね。 最近は、口径が15cmや20cmのものも入手しやすい値段になってきています。


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